新しいお菓子の本「イギリスのお菓子と暮らし」が発売になります

1989年に「イギリスのお菓子」を出しました。20代半ば、イギリスにハーブ留学をして出会った家庭で作られているお菓子に、これこそ私が求めていたお菓子に出会った、その感動から生まれた本です。あれから30年、その間イギリスのお菓子の本を何冊も出すことができました。

そしていま、また原点に戻り、イギリスの家庭のお菓子の温かさ、暮らしぶりを紹介したくなったのです。多くの方が、たとえイギリスを旅しても、なかなかイギリスの普通の人たちの暮らしぶりを味わう機会がないことを日ごろから残念に思ってきました。幸いにもそういう機会に恵まれてきた私が、その暮らしから見えるイギリスらしさというものをお伝えしたい、それがこの本に寄せる私の想いです。

今回の本は2年続けて取材に出かけたブラムリー・フェスティバルで出会った方、長年親交を温めている友人など私が訪ねたイギリスで暮らす11人の女性の暮らしぶりをお菓子はもちろんのこと、キッチン、庭、家づくり、道具、おもてなしなどの工夫から紹介しています。

私の興味はやはり人にあるのです。

そして私のもう一つの興味である、風土から生まれた、イギリスで長年愛されている、６つの伝統的なお菓子の歴史とレシピも掲載しています。今も伝えられている貴重な「昔ながらの古き良きイギリス」の味ばかりです。

9月10日、発売。現在アマゾンでは予約販売が始まっています。

ぜひお手に取ってご覧くださいますよう、お願いします。