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斎藤惇夫さんの講演会


「子どもの成長と絵本、物語」と題した斎藤惇夫さんの講演会、流れるように、ふつふつとあふれるように語られるそのお話しに、二時間ほどの時間があっという間に感じるほど、引き込まれました。

斎藤惇夫さんといえば、「ガンバとカワウソの冒険」「グリッグの冒険」「冒険者たち」の著者として有名な方です。これらの名作を読んだ方も多いことでしょう。

4月には大作「河童のユウタの冒険」を福音館から出版されたばかりです。

思い返せば、20年以上も前、今は絶版になってしまっている「ピーターラビットのたのしい料理」をはじめとする3冊を福音館で翻訳させていただくことになり、それが、当時福音館の編集に携わっていらした斎藤さんとの出会いになりました。

幸せなことに、それ以降、プライベートでもお付き合いが始まりました。

ロンドンで生まれた娘には早くから「くだもの」などの絵本をはるばる送ってくださり、帰国してからも「こどものとも」をプレゼントしてくださったり、幼い娘にとっては、斎藤さんはずっと「絵本のおじさん」でした。娘が本好きになったのは、斎藤さんによって育まれたものと思っています。

今回の講演会で配られた資料の最後には、「卒業証書」の見本が載っていました。これは、小学校卒業までに、斎藤さんが読んでほしいと願う本のリストを読破した子どもたちに送られるものです。小学校時代、娘もこのリストの本を読むたびにしるしをつけ、全部を制覇した時に斎藤さんにそれをお送りしたのでした。斎藤さんからは温かいお手紙とともに、卒業証書が送られてきました。

7月に出版した私の新刊の帯には、斎藤さんのお言葉をいただいています。この本の始まりから斎藤さんのご助言なしには、この本が出来上がることはなかったと思います。斎藤さんは私にとって、いろいろな面で、「恩人」でもあるのです。斎藤さんからいただいた、その帯にかかれた言葉、「イギリス児童文学を楽しむ極意をこの本は見事に明らかにしています!」は私にとって宝物です。

今回の講演会でも資料の中に岩波書店から大量に取り寄せた、この本のチラシを入れてくださり、講演の初めにはこの本の紹介をしてくださいました。吉田新一先生のご著書とご自分の「河童のユウタの冒険」の紹介とともに・・・。私はうれしいやら、ありがたいやら、で胸がいっぱいになりました。斎藤さんは自ら「営業部長」として、私の本をあちらこちらで宣伝してくださっています。

その温かいお気持ちと応援が、私の今の、そして次へのステップのエネルギーとつながっていくのです。本当に心から感謝しています。


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