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執筆者の写真sakuko-f

久万高原から届いたルバーブ


愛媛県、久万高原町からルバーブが届きました。

JHS(ジャパンハーブソサエティー)愛媛支部長の井上泉さんが農家さんに頼んで送ってくださったものです。

箱を開けると、採りたての、みずみずしいルバーブがたくさん詰まっていました。

久万高原は、 平均標高800mにあり、「四国の軽井沢」と呼ばれ 、その夏の冷涼な気候と合わせて、2016年開かれた「全国ハーブサミット」を契機に特産品としての栽培が広がっているとのことです。

その仕掛人が送っていただいた井上泉さん

ルバーブといえば、東京に住んでいると、富士見町や野尻、軽井沢など長野県で採れるイメージが強いですが、四国でも栽培が広まっていることに驚きました。イギリスのように、日本でももっとルバーブが身近なものとして、広まっていくことを願います。

ルバーブはジャムにしたり、パイにしたり、ケーキに焼きこんだり、といろいろ楽しめます。しかもそのまま洗ってぶつぶつと切って使えるので手間もかかりません。

漢方では大黄と呼ばれますが、イギリスでは砂糖の値段が安くなったビクトリア時代に品種改良が進み、今楽しまれているような食べやすい品種が広まりました。

さっそくクランブルを作りました。

新刊「物語のティータイム」には、リンゴを使ったアップル・クランブルを紹介していますが、クラムの材料はそれと同じもの。アーモンドパウダーの入った、コクのあるものです。

ルバーブには何といっても生姜が相性が良く、その風味を引き立てるのに使われます。切った生のルバーブにジンジャーパウダーを混ぜ合わせました。生のショウガをおろしたものを使うこともできます。

そして、庭に植えたブラックベリーが熟したので、それを摘んでもう一皿のルバーブと合わせました。

こちらにはジンジャーパウダーとシナモンパウダーを合わせました。

上にクラムの材料をたっぷりとのせて、オーブンで焼きま

焼きあがるとこんな感じに表面がカリッときつね色に焼きあがります。

火が通ると、ルバーブはとろけるように柔らかくなります。生の時はあのように硬そうに見えますが・・・。

熱々のところをお皿に盛りつけ、アイスクリームを添えていただきました。

ルバーブの酸味、クランブルのカリッとした味わい、家庭ならではの美味しさです。

使っている、このホーロー製のパイディッシュ、このクランブルが作りたくて、昨年イギリスで買い求めたものです。3人家族にはちょうど手ごろな大きさで、愛用しています。


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